
一歩外に出ると他人から見られていて視線が気になる。
前を向いて歩くことも大変で、
すれ違った人たちが振り返ったり話しをしていたりすると
「自分のことを気にしてるんじゃゃないか…」
「自分の服装や見た目や挙動がおかしいのかな…」
と心配になってしまう。
そんなお悩みは意外とたくさん寄せられます。
外に出るたびにこんな怖さを感じているとストレスもたまりますし、
だんだん自分のことも嫌いになっていったりすることも。
自由に気軽に外を歩けないのは本当につらいですよね。
理解してくれる人が身近にいなかったりすると余計にだと思います。
でもだいじょうぶ。
視線に対する怖さは身体の感覚・怒りの感情・自分へのいたわりという
3つのポイントを押さえた取り組みで改善していくことができます。
視線が怖くなってしまったわけを解説しながら、
くわしくお話していきますね。
どうして視線が怖いのだろう?
もちろん細かい理由や原因をあげればいくらでもあるでしょうが、
代表的にはこんなことが考えられます。
きっかけとなる出来事があった
実際に自分の後ろとかにいた人たちが、
自分の悪口やうわさをひそひそ話していたのを
聞いてしまったということなどがあって以来、
笑われてるんじゃないかとか
バカにされてるんじゃないかといった
自分の価値が下がるような体験から他人の視線が気になるようになってしまった
という方はとても多いです。
聞こえるような位置で人のことをひそひそ話すとか、
本当に失礼無礼極まりないですよね(# ゚Д゚)
話してる本人たちからしたら記憶にも残らない大したことではないのかもしれんけど、
やられたほうからしたら下手すると何十年も人生に影響を与えるのだから大迷惑だわ!
と私も心底思います。
自己評価が低い、劣等感がある
ただ、上のような悪口とかひそひそ話しとかを言われても、
うらやましいことに
「ふーん、つまらんことでよく盛り上がれるなあ」とか
意にも介さない猛者もいたりします。(正直レアキャラですが)
そういう方は大して接点もないような人の陰口程度ではぐらつかない、
自分の軸のようなものがあるんですね。
ところが自己評価が低かったり劣等感があったりすると、
その部分をピンポイントで突かれるたとき、
自分も無意識的に「そのとおり」と同意してしまいます。
そうするともともと自分の心の中で嫌って拒絶していた
自分の中の認めたくない部分はより拒絶が強化されてしまいます。
人と違うことが怖い
これは同調圧力の強い文化の中で生きる日本人にはありがちですね。
特に親や家族から人と同じことができるかどうかや、
同じレベル・水準であることを求められ続けてきた人は、
これが低い自己評価や劣等感のもとになることもよくあります。
そうして外に出て他人がいる環境にいると、
人と自分を比較して確認しないではいられなくなってしまうことも。
また、それの裏返しも同時に起こりやすいです。
こちらの視線で不快感を与えてるのでは…?
逆にこちらの視線で不快感を与えたり迷惑をかけていたりするんじゃないか…
そんな不安も同時に持っている人は多いです。
「自分がそうだから相手もきっとそうなんだ…いやそうに違いない…(T_T)」と
不安も2倍になってしまっているというすっごくきつい状態。
その状態(自己視線恐怖)への対処法もググったりするといろいろあったりもしますが、
基本的には人からの視線に対する恐怖(他者視線恐怖)があるのなら
そちらに絞ってアプローチすればまずはOKです。
カンタンに言えば自分が平気なら他人も平気だろうになるからですね。