
前回の記事で素直であることと疑うことは両立する。
その矢印を向けるところをごっちゃにしないこと。
こんなことをお伝えさせたいただきました。
ちょっとおさらいすると、相手の意見や話と
相手の人格や存在そのものは別なもの。
疑問を向けてもいいのは意見や話。
素直に受け入れるのは相手の存在そのもの。
ただし、やってみないと分からないアドバイスなどは、
素直に受けいれてやってみる価値はある。
そんなお話でした。
実は書いているうちに想定外に文章がふくらんでしまったので、
疑問をもつことそのもののお話が片手落ちになってしまいました。
ということで、今回は「疑うこと」「疑問をもつこと」
これについてくわしく掘り下げてお話していきます。
素直なだけでやっていける?
前回の記事の最後で、素直であることの利点として、
- 相手との関係性を良好にできる
- 行動とトライ&エラーの機会を得られる
という内容をお伝えしました。
そこで一つ気になることが。
なんでもかんでもだれかの言うことを
片っぱしから素直に聞いていて問題はないのか?
ということ。
問題ないわけないでしょ( ゚д゚ )クワッ!!
「お兄さんお兄さん、3日でお金が確実に
100倍になる投資があるんだけどどう?」
みたいな話を
いちいち素直に受けとって実際に行動に移していたら
どう考えてもヤバい(笑)
「そんなあからさまに怪しいのにだれもだまされんわ!」
って思ったそこのあなた。
実際の詐欺はもっと巧妙ですし、詐欺話じゃなくたって
真実っぽい話を日常的に信じて細かい損を
重ねてることっていくらでもありますよ!
それに正しく疑う力がないと、
最終的に本物の詐欺師にだまされないとも限りません。
その「疑う力」
一般的にはクリティカルシンキングと言います。
これに関しては当サイトでも紹介しているとてもよい本があります。
「本当にそうなのか?」
「情報元は信用できるのか?」
「他のパターンにも当てはまるのか?」
といった考え方の方法についてとても分かりやすく解説しています。
くわしくは、ぜひこの本を手に入れていただいて勉強されることをおすすめします。
当記事の続きでは疑うことと心との関係についてさらに話を深めていきます。